公務員を目指すみなさん、こんにちは!

 

各種公務員1次試験がはじまり、実力を発揮できた人、思うような成果が出せなった人、それぞれでしょうが、1次試験結果を自己判断してはいけませんよ。結果がわかるまでは、1次試験合格を前提に面接の練習もやっておきましょう。

 

第8回目は、面接試験官が持つ「評価基準(何を見るか)」について紹介します。

公務員試験の面接で評価される項目は、受験先によって異なりますが、一般的には「積極性」「社会性」「コミュニケーション能力」など、社会人、公務員としての資質がチェックされます。その他、「誠実性」「柔軟性」「協調性」「信頼性」「責任感」など、あらゆる視点で評価する自治体もあります。

面接評価の基本、特に重視して見るのは「人柄・人間性」です。

 

 ここでは特に面接試験官として見ていた「具体的な3つのポイント」について述べます。

1 誠実さ、自分らしさがあるか。

  誠実さとは、さわやかな笑顔や表情、熱意ある言葉や回答の仕方などに表れます。面接において重要なことは、自分を飾らないこと、盛った表現や経験していないことを経験したように述べたりしないことです。

 以前、「私は根性と忍耐力があります」と力強く自己PRした受験者がいましたが、面接官として雰囲気から作為していると感じました。そこで、「その理由は?」と聞くと、「我慢強いから」「いやなことも耐えられるから」と回答したため、「それは言葉の意味ですよ」「どうしてそう言えるの?具体例は?」と突っ込むと、黙ってうつむいてしまいました。

 面接官はプロであり、経験(回答要領や表情、視線、しぐさ)から事実かどうか見抜くことができますよ。

 面接官は教科書的で事例的な回答など期待していません。関心を持って聞きたいのは、自分らしさや独自の経験談です。スムーズに話せず、途中で詰まっても、すらすらと答えられなくても問題ありません。他人にはない受験者のオリジナリティーある体験談を自分の言葉で話せば面接官の心に届き熱意は伝わりますよ。

 

2 柔軟性やバランスがとれており、周りの人と協調していけそうか。

 面接では「希望しない部署に配属されたらどうしますか」「〇〇についてどう思いますか」など、質問を通じて、状況(質問)に対応できる柔軟性を持っているか、偏った考え方をしていないかなどを見ます。

 したがって、日頃から物事や出来事を広い視野でとらえ、大局的に考える意識が必要であり、自分の考えや意見を簡潔にまとめて述べる練習をしておくとよいでしょう。

 「東京オリンピックについてどう思いますか」「最近の事件事故についてどう思いますか」「消費税10%増税についてどう思いますか」など、聞かれそうな質問ですね。

 また、経験や年齢、性格や価値観が違う人と、協力しながら仲良く仕事を行うことができるかどうかは、「重要な評価基準」であり「採用にあたっての大前提」とも言えるでしょう。

いくら1次試験が高得点でも自己PRが好印象でも、「協調性がない」と評価された人は採用されませんよ。

 面接では「苦手なタイプの人にはどのように対応しますか」「上司と意見が食い違った時はどうしますか」など質問して、どのような態度や行動をとるのか、自己理解できているか確認されます。その回答によって、一緒に仕事ができる人か、部下として採用したい人かを判断するのです。

 

3 心身ともに健康か。たくましさがあるか。 

  最近では障がい者の採用を推進しています。そのため、ここでの「健康」とは、身体的なことではなく、環境が変化しても対応できる気持ちの強さ、上司の指導や住民のクレームなどにも対応できる精神力、タフマインドのことです。

 公務員は高齢者や障がい者など様々な人と接し、あらゆる場面に遭遇します。したがって以前は、「圧迫面接」によって「ストレス耐性」があるか評価していましたが、最近ではパワハラが話題になり、「追及面接」において、それを判断しているように思えます。

 例えば志望動機で「人の役に立ちたいから」と回答したら、面接官は「なぜそう思うの?」「公務員でなくても人の役に立てますよ」「もっと具体的に述べてください」などと、次々に掘り下げた質問を追及していきます。質問に対してオドオドしたり、支離滅裂、整合性のない回答をすると、「ストレスに耐えられないかも」「精神的に弱いかも」と面接官は判断します。

 特に公安系では、過酷な任務や訓練に耐えられそうか、基本的な体力や精神的なたくましさがあるかも評価されます。

 

 面接官は通常3~5名で総合評価して合否の判定をしますが、経験から面接官の持つ印象や評価は、ほぼ共通していることも知っておいた方がよいでしょう。

 

  次回は、公務員面接試験の直前対策、私が面接試験官として、「採用したくない」と思った中で特に印象に残っている受験者について紹介します。反面教師として参考にしてください。

 

お楽しみに!