公務員を目指すみなさん こんにちは!
立春が過ぎ、3月になると、いよいよ試験日程が明確になり、さらにモチベーションを上げていく時期になります。
コロナ禍で最近は、集団討論やグループワークがなくなり、一次試験から面接を行う自治体もありますので、早めの面接試験対策、面接練習を行っておく必要があります。
今回は、「面接試験に強くなるための練習法」について紹介します。
1 面接試験の「場数」を踏む
公務員面接試験だけでなく民間企業の面接試験なども含め、本命受験の前に、実際の
面接試験(本番)を経験して、緊張した場面を実体験しておくことが、最大の
練習になります。
緊張すると、ドキドキするのか、赤面になり頭が真っ白になってしまうのか、どのような現象が出るのか自分で知っておくことです。あくまで目的は、緊張した場面、面接試験に慣れることで、その経験が段々と緊張感に慣れて本命試験で活かされます。
2 模擬面接でアドバイスを受ける
模擬面接をして満足するのではなく、面接官役や経験者から面接の要領や回答内容などについて率直なアドバイスや助言を受けましょう。また、わからない所や疑問点は遠慮なく聞いて確認しておく必要があります。
目的は、欠点、改善すべき事項を見つけること、ステップアップすることです。したがって、できるだけ色々な人(先生)と面接練習しておくとよいでしょう。
また、あらたまった面接練習でなく、気軽に会話的に友人や家族から基本的な質問をしてもらい、回答する練習も効果的です。ただし、慣れた人と何回も行うと、緊張感に欠けてくるので真剣に行う着意が必要です。
3 「セルフ面接」をする
自分で質問して、自分で声に出して回答する練習方法です。当初はイメージトレーニングでOKですが、実際、声を出して言ってみると、回答が止まったり、整理できていなかったりすることが理解できるため効果的です。
また、この練習法は、いつでも、どこでも一人で面接練習ができるとともに、自分が苦手な質問や聞かれたくない質問は、自分自身が一番知っているため、何回も繰り返すことにより、自然に会話的に言えるようになってきます。
ポイントは、整理した回答を一字一句丸暗記して覚えないことです。自分の伝えたいことを簡潔にまとめて伝える練習をしておくことです。
4 事例集やYouTube(面接動画)などを参考にする
面接の傾向と対策・面接質問Q&A・「面接でよく聞かれる質問」などを参考にして、自分の経験を踏まえて回答をまとめる一例にするとよいでしょう。
ただし、注意することは、事例集Q&Aやネット動画の回答内容を「引用」、「鵜呑み」にしないことです。特に公務員試験と民間企業では回答内容も異なるため、あくまで参考程度に留めておきましょう。
面接試験に強くなるための基本・土台は、そのための事前準備です。事前準備とは、「自己分析」と「受験先の情報収集」と「基本的な面接質問の回答整理」で、準備なしで面接練習に取り組んでもあまり効果は期待できません。
面接の練習法は多種多様、意欲や性格、経験や試験時期等、人それぞれです。自分にとって何をしておくべきか、どの練習法が効果的か、よく考えて組み合わせながら取り組むとよいでしょう。
次回は、「面接に関する共通的なよくある質問とその回答」についてです。
お楽しみに!
松元 剛一(まつもと こういち)
鹿児島生まれ
国家公務員定年退職後、公務員採用試験面接官としてのキャリアと国家資格
「キャリアコンサルタント(JCDA会員)」の知識と経験を活かし、全学生、
全講座受講生の面接指導を行い各種公務員試験合格に寄与している
長所:好奇心旺盛 趣味:ゴルフとマジック(地域のボランティア活動)
特技:利きウーロン茶(銘柄) 頑張ったこと:カヌー競技(国体参加)