公務員を目指すみなさん、こんにちは!

面接専門官の松元です。

面接試験について、少しずつマスターできていますか?

第3回目は、「面接の心構え」についてお話します。

 

面接を受ける多くの受験者は、面接に対する苦手意識があり、不安を抱えています。

しかし、熱意と覚悟さえあれば、面接は必ず上手くなります。

あなたの「やる気」しだいで、面接力はどんどん向上しますよ。

 

今回は、私の面接試験官の経験から、面接にあたって、まずは受験者に知っておいて欲しいこと、面接に活かしてほしい「5つのポイント」について述べます。

 

1.面接回答に「ただ一つの正解」はありません。

「自己PRは何を言ったらいいですか?」「長所は何を答えたら好印象ですか?」などの質問がよくあります。回答で「○○」と答えたから正解、「△△」と答えたから減点というものはありません。見られているのは、どのように発言するか、話に共感できるか、受験者が公務員(○○職員)に向いているかなど、面接を通じて人柄や人間性、意欲やコミュニケーション力があるかなどを評価するのです。

だから、素直に自分で考えたこと、思ったことを会話的に述べればよいのです。ただし、正解がないからと、思いつきや実際やっていないことを回答するのはタブーですよ。なぜなら、面接官はプロであり、受験者の表情や会話からウソはわかります。人は基本的に正直であり、引け目があると視線をそむけたり、態勢を整えたりします。また、質問を深堀りしていくと、話が広がらない、深まっていかないからです。

 

 

2.会話の「キャッチボール」ができない人は「公務員不適?」とイメージされます。

質問に対して沈黙する人や自分の考えや意見を言えない人は「公務員不適?」とイメージされます。なぜなら、対話ができない、会話のキャッチボールができない人は、職場や住民対応でも「心を通わせることができない」「コミュニケーションがとれない人」と推測されるからです。

特に最近、「○○についてどう思いますか?」という個人の見解や考えを問われる質問が見受けられます。日頃から、世の中の出来事に興味を持ち、自分の意見や考えを簡潔にまとめて述べる練習をしておくと良いでしょう。

 

3.事例集Q&Aの丸暗記や面接カードの棒読みでは「アピール」になりません。

面接事例集の回答の一例などを丸暗記してくる受験者や、面接カードの記載内容を一字一句丸覚えして、演説会のスピーチのようにスラスラと述べる受験者がいます。面接官としては「よく頑張って記憶したな」と思う反面、形式的で具体性に欠ける表面的な回答だろうと思ってしまいます。

なぜなら、その後、その理由や根拠を突っ込んで聞いていくと、準備した回答は自信ありげに答えるのに対し、準備していない質問には沈黙したり、「わかりません」などと返答する受験者がいるからです。このような人は、公務員になっても自分でできることや決まっている仕事は行うが、できないことや行ったことのない仕事は、「わかりません」「できません」と言うのではないかとイメージしてしまいます。

また、高倍率の公務員試験では、無難な平凡な回答では、面接官の印象に残らず、埋もれてしまいます。したがって、独自性やオリジナリティーを発揮するとともに、他の受験者との差別化を意識することが大事ですね。

 

4.悪い癖は減点対象になります。

話が長くて何が言いたいのかわからない、考える時や回答を思い出している時に視線が上や下を向く、面接中に貧乏振るいなど落ち着きがない、キョロキョロする挙動不審な人などは、公務員資質に欠けると思われ評価の減点対象になります。

したがって、自分の悪い癖や無意識に出てしまう言動などは把握し、自覚して直す意識が必要です。そのためには、家族や友人に面接をしてもらい、ダメ出しやアドバイスを受けるとともに、録音やスマホ動画で自撮りしてみるなど、客観的な観点からチェックするのも効果的ですよ。

 

5.圧迫・追及面接があります。

ひと昔前は、強い口調で暴言的な質問をして意図的な圧迫面接により、住民のクレーム対応や上司の指導に落ち込まないかなど、ストレス耐性をみるケースがありましたが、最近は「パワハラ」が話題となり、少ない傾向にあります。

しかしながら、実際には「なぜなの?」「どうしてそう思うの?」という質問が繰り返され、対処できるかどうか、とことん突いてくる追及面接はあります。そして、その罠にまんまと引っ掛かり、沈黙になったり、頭に血がのぼったり、反抗的になるなど、感情や表情が態度に出てしまう受験者がいます。

圧迫面接、追及面接、威圧的と感じた時は、チャンスととらえ、冷静に落ち着いて丁寧に回答すれば、逆に好印象に受けますよ。

 

 

公務員試験は学習時間が長く学習量も多く、特に面接準備には時間が必要です。したがって、真に公務員(○○職員)になりたい情熱を持ち続けている人、必ず合格してみせるという執念のある人、コツコツと努力できる人にチャンスがあります。

直前の駆け込みや一夜漬けでは、合格はほぼ困難ですよ。

早ければ早いほど、面接練習をすればするほど、「公務員試験合格」に近づきます。

 

あなたの強みは、「公務員になりたい熱意と覚悟」「コツコツ努力できること」では・・

 

次回は、「志望動機」と「自己PR」の考え方と回答のポイントについてです。

 

お楽しみに!

 

☆★松元 剛一(まつもと こういち)先生★☆ プロフィール 

***鹿児島生まれ。国家公務員定年退職後、公務員採用試験面接官としてのキャリアと国家資格「キャリアコンサルタント(JCDA会員)」の知識と経験を活かし、全学生、全講座受講生の面接指導を行い各種公務員試験合格に寄与している。

    ★長所:好奇心旺盛  ★趣味:ゴルフとマジック(地域のボランティア活動)

    ★特技:利きウーロン茶(銘柄) ★頑張ったこと:カヌー競技(国体参加)