公務員を目指す、志あるみなさん、こんにちは!
新年度を迎え、気持ちを新たに公務員試験合格に向けて、「覚悟」はできていますか。
コロナウイルス関連で公務員試験の延期があったり、これからどうなるのか不安で落ち着かない世の中ですが、目標をしっかり持って挑戦しましょう!
あらためまして、私は専門学校させぼ公務員オブビジネスで、面接専門官として面接指導を担当している松元といいます。
公務員採用面接官の経験を踏まえて、昨年度に引き続き、面接試験合格のための「コツとポイント」について紹介していきますので、ぜひ参考にして難関を突破し、最終合格を勝ち取って下さい!
面接試験では、対策さえ確実にしておけば、必ず合格できます。面接なんてコワくありません!
今回は、面接試験で最も基本的で重要な、面接官は「何を見るか」「何を評価するか」について紹介します。
採用の評価基準は、どの職種も「人柄・人間性」「対人関係能力」「意欲・本気度」等です。
人柄・人間性とは、基本動作や身だしなみ、熱意ある言葉や表情、生き生きした笑顔や
身振り等から、受験者の誠実さや人柄の良さが伺えるか、好印象であるかどうかです。
よって、常日頃から身だしなみや姿勢、挨拶や言葉遣いなどを意識するとともに、社会人としての視点で基本的マナーを確実に身につけておくことが大切です。
対人関係能力とは、周囲の人と協調していけそうか、組織に溶け込めそうか、考え方が
前向きでバランスがとれているかであり、最終的に面接官が一緒に仕事をしたいと思える
かどうかです。
自己中心的で自信過剰な人や形式的な答え方をする人、自分の考えを言えない、言葉
のキャッチボールができない人は、「公務員として不適格では?」とイメージされます。
意欲・本気度とは、仕事に対して、どのような信念や強い思いがあるかであり、その根
拠や理由を明確にもっているか、受験先が「本当に第一志望か」「合格内定後に辞退しな
いか」等を判断します。
通常、受験者は併願しており、どの受験先でも「ここが第一志望です」と言うことを面接官はわかっています。したがって、真意かどうか疑って質問するとともに、あらゆる角度から質問して本当かどうか確認するのです。
その他、身体、ストレスの強さがあるか、心身ともに健康かも判断します。特に公安系は、溌剌さやたくましさ、体力があるか、過酷な任務や訓練に耐えれそうか、団体生活に馴染めそうかも確認します。
事前に面接練習をしておく理由は、本番で実力を出せるように、少しでも平常心で落ち着いて回答できるようにするためであり、日頃の自分を見てもらう、評価してもらうためです。
面接試験は人生がかかっている大事な場面であり、誰でも必ず緊張します。受験者の中には、当初から震えたり、思うような回答ができなくて固まってしまったり、ピント外れの答えを繰り返す人もいます。
緊張度を抑える一つに腹式呼吸などありますが、最大の方法は、不安を少なくするために練習をしておくことです。緊張することを前提に、自信を持って受験できるように面接試験対策を行っておくことなのです。
今この時、スタートが肝心ですよ!
最後に、コロナウイルス感染予防の「三つの密」を知っていますか?
今年度の面接試験で聞かれそうですね。密閉・密集・密接に注意しましょう!
次回は、「面接準備にあたって、はじめに知っておくべきこと」について紹介します。
お楽しみに!
☆★松元 剛一(まつもと こういち)先生★☆ プロフィール
***鹿児島生まれ。国家公務員定年退職後、公務員採用試験面接官としてのキャリアと国家資格
「キャリアコンサルタント(JCDA会員)」の知識と経験を活かし、全学生、全講座受講生の
面接指導を行い各種公務員試験合格に寄与している。
★長所:好奇心旺盛 ★趣味:ゴルフとマジック(地域のボランティア活動)
★特技:利きウーロン茶(銘柄) ★頑張ったこと:カヌー競技(国体参加)