公務員を目指すみなさん、こんにちは!

暑さに負けず、誘惑にも負けず、人生をかけた試験勉強に励んでいることでしょう。

第6回目は「公務員面接試験の共通的な質問」の考え方と回答のポイントについてです。

 

基本的な質問の「志願動機」「自己PR」「長所・短所」の考え方については、すでに第4回と第5回で述べましたので、その他の定番的質問(5項目)についてお話しします。

 

1 自己紹介して下さい。

 

面接当初に聞かれる導入的な質問で、面接カード(願書)と照合して本人確認を兼ねています。よって、受験者の表情や話し方などが第一印象に大きく影響します。通常、名前と学校名を述べた後、学生時代に頑張ったこと(部活動・サークル活動など)を簡潔に述べればよいでしょう。

 

また、「待っていました」「準備していました」とばかりに、自己PRを長々と話しはじめる受験者がいますので注意しましょう。面接での自己紹介は、あくまで挨拶代わりのようなもので自己PRとは異なります。自己紹介は長くなりすぎないこと、約20秒から30秒位でまとめて話す意識が必要です。最後に「本日はよろしくお願いします」と述べた後、軽く会釈をすれば好印象でスムーズな面接に入っていけますよ。

 

 

2 学生時代に打ち込んだことは何ですか。また、そこから何を学びましたか。

 

学生時代の部活動や生徒会活動などの経験から何を学んだか、印象的なエピソードを交えて述べればよいでしょう。引き続き、「どういう役割、立場でしたか」「それを職務にどう活かせますか」など将来の職務に関連した質問をされますので準備しておく必要があります。

 

時々、リーダーシップがあることを強調したいために、実際はやっていないと思われる「キャプテンでした」などと述べる受験者がいますが、面接官は特にリーダーを求めているわけではありません。上司や友人の補佐やサポートできる人、仲よくやっていけそうな人を採用したいと考えています。

 

 

3 趣味や特技がありますか。それは職務に関連しますか。

 

趣味や特技から受験者の「人物像」「人柄」「性格」「日頃の様子」など様々イメージされます。したがって、可能であれば、受験先で活かせることや話がつながっていきそうな趣味や特技を述べるとよいでしょう。特に事例集でよくある「読書」「映画鑑賞」などの無難な回答より、オリジナリティーやインパクトがある趣味・特技の方が面接官も興味を持って聞きたくなります。

 

特に公安系はスポーツ関連(球技・筋トレなど)、事務系は事務能力関連(パソコン・簿記など)が好印象であり、「○○職員に向いている」と判断されます。以前、消防士志願者で「特技は早食いと木登りです」と述べた人がいましたが、「消防士に向いている」と思った記憶があります。

 

 

 

 

また、ゲームや漫画、アニメ作成などは、やや幼稚的に受け取られる可能性があるので注意しましょう。もちろん、パチンコや競馬などのギャンブルはNGですよ。

 

4 受験先の職員としての理想像とはどういうイメージですか。

 

受験先の職員として何が必要か、重要かなど、職務を理解しているかを問われており、「あるべき姿」をイメージできているかを確認する質問です。また、「どのような職員になりたいですか」など、作文や集団討議のテーマとしてもよく出されます。

 

一例としては、「責任感・コミュニケーション力・協調性がある」などの回答がよくありますが、特に公安系は「使命感」「正義感」など、受験先の仕事や職務の特性を踏まえた自分なりの言葉やイメージで回答できるようにしておく必要があるでしょう。

 

 

5 受験先自治体(県・市)の魅力は何ですか。

 

受験先に対する知識や関心度から志望動機の確かさや本気度を確認する質問です。魅力の内容は自然、歴史、文化、県民性や特色ある政策、プロジェクトなどを参考に研究するとともに、作文の課題になることもありますので、それを簡潔にわかりやすくまとめておきましょう。そのためには、受験先自治体の広報誌、パンフレットやホームページなどから事前に情報収集しておく必要があります。また、回答から幅広い知識や客観的な視点、表現力などがある人か評価されますので確実に整理しておきましょう。

 

特に地元(現住所)と異なる受験先の場合、「自治体のことをよく理解して受験しているか」の確認のために必ず問われます。過去に「実際に受験先自治体に行って観光地や市街地などを周ってきた」「受験先自治体職員から仕事の話を聞き、試験のアドバイスをもらった」という体験談をした受験者もいましたよ。「百聞は一見にしかず!」確実に受験先の魅力や特性を複数回答できるようにしておきましょう。

 

*  *  *  *  *  *  *

すでに面接試験に備え、面接練習(模擬面接)をはじめている受験者もいると思いますが、面接力は、練習すればするだけ向上し、自信がつき上手くなります。

 

入退室要領や質問に対する受け答えなど、練習している人とぶっつけ本番で来た人は大きな違いがあり面接官にもわかります。したがって、先生や家族、友人に面接官になってもらい、何回も練習しておくとよいでしょう。

 

面接で人生が決まると思えば、緊張するのは当たり前であり、その緊張感を少なくするため、ある程度自信を持って受験するために事前準備や面接練習をするのです。

 

次回は、これまで述べた「公務員面接試験の共通的な質問」以外で、最近よく出される質問とその回答の考え方とポイント及び「面接練習の秘策」について述べます。

お楽しみに!

 

☆★松元 剛一(まつもと こういち)先生★☆ プロフィール 

***鹿児島生まれ。国家公務員定年退職後、公務員採用試験面接官としてのキャリアと国家資格「キャリアコンサルタント(JCDA会員)」の知識と経験を活かし、全学生、全講座受講生の面接指導を行い各種公務員試験合格に寄与している。

    ★長所:好奇心旺盛  ★趣味:ゴルフとマジック(地域のボランティア活動)

    ★特技:利きウーロン茶(銘柄) ★頑張ったこと:カヌー競技(国体参加)